
もくじ
プロアクティブ療法って何??
アトピーの治療は、「炎症をとること」と「バリア機能を高めること」の2点が重要なのですが、
ステロイドなどの外用薬で炎症をとるときに、
「プロアクティブ療法」というのが、とても効果的とされています。
悪くなったときだけステロイドなどを使っていると
ステロイドを使用すると、なんだかすぐよくなって、
これで治ったと思って、塗るのをやめてしまう人がいますが、
ステロイドでむりやり、肌状態をきれいにしているだけなので、
まだ肌の中で炎症がくすぶっている可能性があります。
このままでいると、また炎症が目に見えるところに出てしまいます。
そして、キレイになったら、やめる。を繰り返していると、
いつまでたっても、炎症は肌の中に残り続け、よくなっていきません。
■よくなったり悪くなったりを繰り返してしまう方の肌状態のグラフ

ちょっとでも悪くなったら治療するのが「プロアクティブ療法」
そこで、2015年5月に発刊された「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2015」では、
見た目がきれいになり、かゆみがおさまってからも、
一定の間隔をおいてしばらくはステロイド外用薬を使用する
「プロアクティブ療法」が推奨されています。
私もかかりつけのお医者さんには、この治療法をいつもレクチャーされています。
下の図のグラフを見ながらお医者さんにいつも、
ちょっとでも炎症がでたら、すぐに、薬を塗って、すぐに、診せに来てね。
そうじゃないと、悪くなり始めたら、あっという間に炎症はひろがるんだからね。と言われています。
■症状が表面には表れていなくても、ステロイドを処方し、炎症を鎮静させていく治療の時間経過グラフ

■プロアクティブ療法
皮膚の中の炎症を少しずつ抑えて、最終的にはちょっとやそっとでは、
炎症がでなくなるように治療をすることです。
私も「プロアクティブ治療中」です
というわけで、私も信頼できるお医者さんの下で、プロアクティブ療法中なのですが、ほんとに突然、なにかのきっかけでかゆくなり始め、炎症のあかっぽいのが体の中からでてきます。
ちょっとでも放っておくと、すぐにかゆみは全身に広がってしまいます。
そして、忙しいとなかなか病院に行くこともできずに、悪化してしまいます。
そうならないためにも、是非、信頼できるお医者さんをみつけて、治療を行い、そして、自分のいいと思うもので、すぐに炎症がおきないような肌をつくってください♪
まとめ
肌状態を根本からよくするためにも、
その原因となるアトピー性皮膚炎や敏感肌の原因を根本から治療するためには
プロアクティブ療法が効果的です。
プロアクティブ療法は信頼できるお医者さんが不可欠です!
悩んでいる方は一度お医者さんに相談してみましょう^^